「オーガニック」
そう、それは何か体にいいような気がする魔法の言葉。
とりあえず商品にオーガニック的な事つけりゃ売れるだろって風潮ですよね。
◆オーガニック - 有機栽培によるもの
◆有機栽培 - 化学肥料や農薬に頼らず家畜小屋の糞尿や敷き藁や堆肥など、動植物質の肥料で安全かつ美味の食料を作る栽培
という事なんですけど、まあ良く見かけるオーガニック商品から見ていきましょう。
オーガニック野菜 - 身体に良さそう、美味しそう。
オーガニックコットン - 肌触りが違う、柔らかそう。
オーガニックアロマオイル(100%精油) - 他のに比べて香りが違う...のかな?
オーガニックコスメ - うん?....お、おう...
オーガニックヘアケア用品 - は、はぁ.....
って感じなんですけどなんなんでしょう。
そもそもオーガニック的な考え方は言うなれば自然のままのって事だと思うんですけど
それを下2つに当てはめると
オーガニックコスメ - 水かお湯洗いして庭で作ったヘチマ水付ける
オーガニックヘアケア - 水かお湯洗いして有機栽培の椿オイル付ける
って思っちゃう僕は間違ってるんでしょうか。
オーガニックの化粧品やヘアケア用品の中にももちろんいい商品はたくさんあります。ただそれがオーガニックによるものなのかと言われるとちょっと疑問を覚えるんですよ。
大体の製品が有機栽培の植物から抽出した有効成分を使ってますよって事なんだと思うんです。ただ抽出された成分ってもう化学物質なんですよね。オーガニック製品を持ってくるメーカーさんに僕は良く聞くんですよ。
「オーガニックのものから抽出された化学物質とオーガニックじゃないものから抽出された化学物質ってどのくらいの違いがあるんですかね?データあります?」
って。まあ100%「いや、それはちょっと....」って言われるんですけど。
ぶっちゃけたメーカーさんだと「別に変わらないんじゃないですかね!気分ですよ!ははは!」
ですからね。(笑)
さらに言うと化粧品だのシャンプーだのトリートメントの内容成分のほとんどは化合物の化学物質なんですよね。その中のほんの数%、物によっては0.数%にオーガニック的な成分が入っててどれくらいの意味があるのかもう謎で仕方ありません。誰か実証データとかあれば教えて欲しいです。
オーガニック食品の根底は化学肥料や人工的な物に頼らず不純物の入ってない食品をとろうという動きが大元と思うんですけど、この「オーガニック」という単語が、都合のいいように商業利用されてる感じがします。
こんな事書いてても僕もオーガニック何ちゃらって書いてるとついつい手が伸びて見てしまいます。なんかちょっとお洒落な雰囲気もありますしね、オーガニック=意識高い的な。
うちの2歳児もオーガニックな猪肉とか食べてるんできっと意識高い感じに育つでしょう。